2010年11月27日

こいの予感

我が家には赤や白の魚が全部で10匹ほどいます。

5年前の夏我が家にやってきた当初、彼らは『きんぎょ』と呼ばれていました。


そうです。

夏祭りの金魚すくいで逃げ残った彼らをもらってきたのが始まりです。

ビニール袋から小さな水槽に入れ替え、私の父が主となって一生懸命世話をしました。

餌をやり、水をかえ、ブクブクと酸素の出る機械を購入し、

「きんぎょがいるから旅行に行けない」

というセリフを吐くほど、それはそれは可愛がっていました。


月日がたち彼らの体長が10センチ近くなってくると、その成長に目を細めつつ、一回り大きなサイズの水槽を購入し、広くなった水槽でのんびりと泳ぐ魚達を毎日眺めていました。

体長が15センチに近くなると一つの水槽では混み合ってしまうため、もう一つ水槽を購入し、魚たちを2つのグループに分けてお世話を続けます。


このころになると水の入れ替えが大変な作業です。

水道水をそのまま使うのはよくないという事で、いったんバケツに水を汲み、1日ほど置いてから水槽に入れます。

そのため、我が家にはバケツ3個分の水が常にストックしてあります。

何が父の心をそこまで突き動かすのかはわかりませんが、私たち家族が心底感心するほどの愛情の注ぎようです。


そして彼らの体長が20センチに近づこうかという頃、ある疑問が湧いてきました。



『こいつら金魚ではないのでは・・・?』

『金魚がこんなに大きくなるはずはない。しかも、よく見ると口元にヒゲらしきものがある・・』

『ひょっとしてコイなんじゃないだろうか・・?』


まさしくコイの予感。。


その予感は的中し、今では最大のもので体長30センチ。

水槽の数も3つになりました。


最初は金魚のふりをしていたくせに、今ではヒゲを揺らしながら自分勝手に成長を続けています。

先が思いやられます。。。


<コイ>

日本では鯉こく(味噌で煮込んだ汁)、うま煮(切り身をさとう醤油で甘辛く煮付けたもの)、甘露煮にしたり、さらには洗いにして酢味噌や山葵醤油を付けて食べる。中華ではから揚げにしてあんをかけて食べる。稀に鱗を唐揚げし、スナック菓子のように食べることもある。有棘顎口虫(Gnathostoma spinigerum)の中間宿主となるため、生食はすべきではない。


ほほう。。なるほど。。

父に怒られますね(笑)







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Posted by るーひん at 20:52│Comments(0)
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