2012年03月15日

捨てられますか。+あのお方。

ご無沙汰しております。

知らぬ間に3月になっていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。



今年の初めに石川県に住む妻方の祖母が他界いたしまして、先日はその四十九日法要に行ってきたのであります。

90歳で亡くなったのですが、最後までユーモアを忘れない素敵な女性でした。

また、痛がらず苦しまず、安らかに死を迎えられたようで、残念である事はもちろんですがその点では私たちもホッとした次第です。

で、その四十九日法要。

祖母の自宅でお経をあげていただいた後、200Mほど離れたお墓まで納骨に行ったんです。

お墓の場所はお世辞にも奇麗に整備されているとは言えず、ようやく芽を出し始めたふきのとうに気をつけながら、枯れ草を踏んでいかなければなりません。

無事納骨も終わり、お墓の前でもう一度お坊さんがお経をあげてくださっている時、ふと見ると我が妻の黒いストッキングに植物の種らしきものがびっしりくっついています。

お経が響く中こっそり彼女にそれを伝えると、驚いた彼女はさっと足を上げて種を払い始めたのですが、あげた足を置いたのが、なんと先祖代々の墓石。

驚く親族一同および、ご先祖様一同。


そんな我が妻ですが、昨年に引き続いてめでたく誕生日を迎えましてね。

年齢は非公表らしいのですが、僕の推察ではたぶん36くらいじゃないかと思っています。

その日と言うのは3月11日でして、彼女は「私の誕生日は毎年追悼番組だ」と言っていますが、あの惨事を思い出すと同時に自らの命に感謝する日にしてくれたらいいなぁと思っています。

ただ、私の父が彼女のためにお祝いのケーキを予約してくれていたのですが、当日チョコレートで『祝』と書かれたケーキを受け取るのは相当気まずかったと申しておりました。


思えば彼女が高山に来て7年になりますか。

結婚前は岐阜市にて金華山の岐阜城を見上げながら

『あんな高いところで暮らせたら楽しいだろうな』

と言っていた彼女ですが、今暮らす高山市は標高500M以上。

標高300Mほどの岐阜城を見下ろして暮らす感想はいかがなものでしょうか。


前回も書きましたが、あのお方、ブログ始めましたので。

よかったら『フラワー&グリーン モネ』で検索してください。


さて、最近のちょっと気になるニュースから。

たまたま目にしたのですが、福島県内およびその近辺の高速SAのゴミ箱には、福島の銘菓や野菜、お米などが大量に捨てられているということです。

お菓子はもちろん包装紙に包まれたまま開封されていない状態、野菜は新聞紙にくるまれている状態、また、お米はこぼれないようにビニール袋を幾重にも重ねてあったりするそうです。

福島県内の知人や自らの実家を訪ねた際に頂いたお土産を、道中のゴミ箱に捨てて帰っているというのが実態だと言われています。

正直なところ、福島県産のものが安全であるかどうかは素人には判断できない以上、マスコミ報道等をどのように受け取るかというスタンスの違いであろうから、僕なりの考えはあるけれどここでは敢えて言及しない。

それよりも、人の心をそのような形で処分する事に対しては、やはり寂しく思います。


福島の友人が「帰りの道中で食べてよ」といって渡したお菓子

実家の母が「車が汚れないように」と包んでくれた土の付いた大根


僕はとても捨てられない気がしますが、いかがなものでしょう。
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Posted by るーひん at 19:23│Comments(2)
この記事へのコメント
放射線量をはかる機械がほしいと思っている今日この頃。
Posted by alex at 2012年03月21日 10:25
http://www.kyotoanimation.co.jp/kotenbu/

なんかこれすごいね。
かなり忠実に再現してある。
Posted by alex at 2012年03月21日 10:36
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